ゆっくり食べると、暴食しないで済む

「食べる事」を事務的に考えている人は、さっさと済ませて再び仕事に戻るようになり、食事はエネルギーを得る手段にすぎなくなります。

食事を事務的に済ます人は、太りがちの人が多くダイエットなどをして、なにがなんでも痩せなければと思います。

ですから「朝食は20分かけて食べよう」というルールに対して、「痩せるためには必ず守らないと」と、強迫観念を持ってしまいます。

このような考え方は、自分自身を抑圧してしまうのでダイエットが長続きしないのです。

最初のうちは食事を味わうどころか、「なんとか20分がんばろう」と考えながら食べます。

そうする事で、日にちがたつにつれ、食事の舌触りを味わえるようになります。

初めは大変でも、少し余裕を持って朝食を楽しもうと努力してみましょう。

ゆったりと食事を楽しむ事で、ダイエットも楽しくなるものです。

食事を味わいながらゆっくり食べると、いい効果がたくさんあります。

第一に、料理を味わって食べると、口の中に唾液があふれ、胃の活動が活発になります。

なによりも満腹中枢が刺激されて、すぐにおなかがふくれた気になるので、食べる量が減ります。

第二に、食事をゆっくりとると、しっかり噛んで食べるため消化によく、暴食を防ぐことができます。

ゆっくり食べると、なぜ暴食しないで済むのでしょう。

その理由をメリカのある大学の研究チームが明らかにしています。

若い女性を2つのグループに分け、パスタを食べてもらいます。

ひとつのグループは9分間で急いで食べてもらい、もう一方のグループは食べ物を噛んでいる間フォークを置いて、29分かけて食事をしてもらいます。

その結果、9分で終えたグループは平均646キロカロリーを、29分間で食事をしたグループは579キロカロリーを摂取していました。

つまり両グループで約70キロカロリーの差が出たのです。

70キロカロリーといえば、縄跳びびを10分間続けたときのカロリー消費に相当します。

食事中にフォークを置くのは、ゆっくり食事をするための効果的な方法です。

ひとロ食べたらスプーンを置き、最大限に味わって食べようと心かけてみたいものです。

第三に、緊張が緩むので料理を深く味わうことができます。

ゆったりした気分で食事をすると、セロトニンが多く分泌され、このホルモンは消化を助け、カロリーをたくさん消費する特性を持つため、ダイエットにとても効果があるといわれます。

「味わいいながらゆっくり食べよう」というと、多くの人は時間がないといいます。

食べるよりも寝ているほうがいいといって、朝食を抜く人も多いものです。

しかし朝食をおろそかにしたら、痩せることはできません。

どんなに忙しくても、朝は20分だけ早く起きてみましょう。

そうする事で、以上のようないい事が沢山あるものです。